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今回もインターネットでのお問い合わせで現調に向かいました。

場所は心斎橋筋からミナミでは有名な三津寺に向かって西に曲がってすぐの所にあります。

そごう・大丸をはじめ、ユニクロの心斎橋店等も近くにあり、いわば「繁華街の真ん中」です。

現地に行って驚いたのが、繁華街の真ん中なのに１Fから３Fまでのビル丸ごとのテナントでこの付近ではなかなか確保できない物件です。

そして中に入ってまたびっくり！　鉄骨の螺旋階段があるではありませんか！

これも普通のテナント物件ではなかなかお見かけしない代物です。

２F・３Fもそこそこの面積があり使い勝手が良さそうです。

これはなかなかやりがいのある物件だと感じながらプランニングを開始しました。

我々は男性ですからエステサロンという場所に立ち入る機会がなく、プランニングにあたっては、まずエステという仕事の流れを把握することから始まりました。

普段当たり前のように行っている業務を他人に説明していくのはなかなか手間のかかることなのですが、店長さんも快く親切に対応してくださいました。

さて、店舗のプランニングの承諾も頂き、いよいよ着工です。

まずはじめに、店舗内の設備工事と間仕切工事を始めます。

このテナントは水まわりの設備が１Fにトイレがあるだけの状態でしたので、給水や排水は全てそこを基点に行っていきます。

全ての水まわり設備をできるだけ近くすることにより、利便性とコストダウンを目指します。

２Fにはトイレ、シャワー、給湯室を設置するため、１Fの天井を開けて配管をします。

その後店舗内の必要なところに壁を起こし、間仕切りとしていきます。

間仕切上部は天井に接していませんが、これは１フロアに２ヶ所設置されていたエアコンを移設せずそのまま利用するために施した処置です。

業務用のエアコンに手をつけるとコストがかさむため、それを抑えることを目指します。

設備工事が終わり、間仕切工事が終わるとクロス工事へと移ります。

今度はクロス工事です。

もともとが天井・壁がクロス、床がクッションフロアでしたが、かなり傷みが激しかった為、全て張り替えていきます。　今回最も時間のかかったメイン工事です。

特に床のクッションフロアは剥すのに相当の労力が必要で、職人さんの腕をもってしてもかなり時間がかかりました。

２Fの奥の２つの扉は給湯室・シャワー室・トイレになっています。

３Fのボディケアの個室は全てカーテンで仕切る為、その為の木製フレームを取り付けます。

完成しました！

１Fフロント周りのディスプレイは店長さんはじめ、お店の方の努力によって、素敵な空間になりました。

１Fの特徴ある螺旋階段は清潔感のある白に塗装し、お店のイメージカラーである黄色と、アクセントにオレンジの生地を巻き込みました。

２Fは３Fのボディケアの受付と事務所としての利用になりました。

３Fはお店の方に選んでいただいた優しい色使いのカーテンで仕切り、ゆったりとすごせそうです。

ちなみに、今回の工事では延床面積が大きかったため、私も工事に参加し、朝から晩まで精力的に作業を手伝いました。おかげさまで気になっていた体重も５Kgほど痩せました。

おかげさまでエステの「工事」で痩せたとあちこちでネタにされました・・・。